けっこう前から、キーボードだけでChromeとターミナルを行き来したいなと思っていたのですが、 ようやくKarabiner-Elementsを入れて実現しました。

以前VimでChromeを操作するプラグインを作っておいてあれですが、 やっぱりChromeの操作はVimiumが快適です。

ですが、やはり黒い画面からできるだけ離れたくないのですぐにターミナルに戻ってこれる設定をしました。 Karabiner-Elementsで以下の設定をすれば、Controlを2連打することで以下のことができます。

  • ターミナルにフォーカスが当たっている時はChromeにフォーカスを移す。
  • ターミナル以外 にフォーカスが当たっている時はターミナルにフォーカスを移す。

キーボードだけでいつでもターミナルとChromeを行き来できるようになる訳です。

快適なのでおすすめ。

ターミナルに戻るのはSlackにいてもいつでも戻りたいのでそういう設定にしてます。

設定

1. Karabiner-Elements

まずは、Karabiner-Elements が必要なのでインストールしてください。

brew install --cask karabiner-elements

2. キーマッピングの設定ファイルを書く

~/.config/karabiner/assets/complex_modifications/ に以下のようなjsonファイルを置きます。

termBase.json

{
  "title": "TermBase",
  "rules": [
    {
      "description": "Toggle Terminal and Chrome",
      "manipulators": [
        {
          "type": "basic",
          "conditions": [
            {
              "type": "frontmost_application_unless",
              "bundle_identifiers": [
                "^com\\.apple\\.Terminal$",
                "^com\\.googlecode\\.iterm2$",
                "^io\\.alacritty$"
              ]
            },
            {
              "type": "variable_if",
              "name": "left_control_key",
              "value": 1
            }
          ],
          "from": {
            "key_code": "left_control"
          },
          "to": [
            {
              "shell_command": "osascript -e 'tell application \"iTerm\" to activate' &"
            }
          ]
        },
        {
          "type": "basic",
          "conditions": [
            {
              "type": "frontmost_application_if",
              "bundle_identifiers": [
                "^com\\.apple\\.Terminal$",
                "^com\\.googlecode\\.iterm2$",
                "^io\\.alacritty$"
              ]
            },
            {
              "type": "variable_if",
              "name": "left_control_key",
              "value": 1
            }
          ],
          "from": {
            "key_code": "left_control"
          },
          "to": [
            {
              "shell_command": "osascript -e 'tell application \"Chrome\" to activate' &"
            }
          ]
        },
        {
          "type": "basic",
          "conditions": [
            {
              "type": "variable_if",
              "name": "left_control_key",
              "value": 0
            }
          ],
          "from": {
            "key_code": "left_control",
            "modifiers": {
              "optional": [
                "any"
              ]
            }
          },
          "to": [
            {
              "set_variable": {
                "name": "left_control_key",
                "value": 1
              }
            },
            {
              "key_code": "left_control"
            }
          ],
          "to_delayed_action": {
            "to_if_invoked": [
              {
                "set_variable": {
                  "name": "left_control_key",
                  "value": 0
                }
              }
            ],
            "to_if_canceled": [
              {
                "set_variable": {
                  "name": "left_control_key",
                  "value": 0
                }
              }
            ]
          }
        }
      ]
    }
  ]
}

これでKarabiner-Elementsの Complex Modifications → Add rule を選択すると Toggle Terminal and Chrome が出てくるようになるので、Enable すればこのマッピングが有効になります。

何をしているかというと、以下の設定をしています。

  1. Controlを押すとKarabiner内部の left_control_key 変数が1になる
  2. left_control_key 変数が1かつもう一度Controlを押した時、
    • ターミナルにフォーカスが当たっている時はAppleScriptでChromeをActiveにする
    • ターミナルにフォーカスが当たっていない時はAppleScriptでターミナルをActiveにする
  3. Controlキーを押してから500ms経過した時と、最初のキーと違うキーを押した場合に left_control_key 変数の値を0に初期化する

これでControl連打でターミナルとChromeをスムーズに行き来できるようになりました。 これはだいぶ便利に感じているので使っていきます。